漢方外来
漢方の基本的な考え方は、人が本来持っている病気を治す力(自然治癒力)を高め、身体のバランスを整えることによって病気を中から治すことを基本にしています。
漢方では、身体を流れる「気・血・水」のバランスが崩れると体調不良になると考えられています。「気」は生体を動かす基本となるエネルギー、「血」は血管を流れている成分、「水」は汗やリンパ液など体液全体を指します。漢方は、「気・血・水」の流れのアンバランスを正常に戻すことで治そうとするのです。
漢方薬とは、天然物である生薬(薬草の根や茎、葉などの有用部分を乾燥させたものや動物由来のもの、鉱物など)をいくつも組み合わせた薬を選択、調合することで、治療効果を発揮します。
漢方外来では、患者様の問診や診察を通して「気・血・水」の鑑別を行い、その結果を総合的に判断して薬を選択します。当院では西洋薬剤による治療に加えご病状に合わせて漢方治療も行っております。
一般診療でははっきりせず治療で改善しない病気でも、漢方薬を使用したより自然な治療によって改善することがあります。
ご希望の方はお気軽にお申し出ください。